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管理栄養士が教える「高齢者への食支援」 3


自宅で調理をする場合:「主食編」 その1

これまで、食支援について総論的なお話をしてきましたが、今回からはいよいよ各論的というか、
実践的に「退院後の食事作り」についてお話ししたいと思います。まずは、「主食」のお話からです。
主食である米、パンは、食べる方の摂食嚥下機能によっては、
「お粥」・「ミキサー粥」・「パン粥」など、ひと手間かけて作る必要があります。
主食は毎日、いや毎食食べるものですから、簡単に作れるのが一番ですよね。
ぜひ、どんなものがあって、どうやって作るのかを知っていただけたらと思います。
今回は、主食編 その1、として、全粥~3分粥の作り方をご紹介します。

簡単な「お粥」の作り方
1. 米から鍋で作る
米1カップと水5カップをお鍋に入れて、強火にかけて沸騰したら、弱火にして1時間コトコト煮ます。
米に対し5倍の水が、一般的に「粥」と呼ばれる「全粥」の水加減です。水を7倍にすると「七分粥」、
10倍にすると「五分粥」、20倍にすると「三分粥」
になります。

全 粥 : 米1 に対して 水 5
七分粥: 米1 に対して 水 7
五分粥: 米1 に対して 水 10
三分粥: 米1 に対して 水 20


2. 米飯から鍋で作る
すでに炊き上がっている米飯とお水で作る方法で、米から作るより短時間でできあがり、とても手軽です。
米飯100g(女性用の小ぶりのご飯茶碗に軽くよそうくらい)に水2カップをお鍋に入れ、
火にかけて沸騰したら、中弱火にして20分コトコト煮ます。
お鍋の種類、大きさ、コンロの火力によって、時間通りに仕上がらない場合があります。
米粒の輪郭が溶けて粒感が目立たなくなり、おたまですくったときにぽってりとした感じができあがりのサインです。

3. 炊飯器で作る
お持ちの炊飯器の「おかゆモード」で炊く方法です。
5.5合炊きの炊飯器だと、0.5合から1.5合のお米でお粥を作ることができます
お米を計って、お水を内釜のおかゆの線まで入れて炊飯開始ボタンを押します。
炊飯器の種類によりますが、約70分で炊き上がります。
スイッチを入れたら放っておくだけでできあがるので、鍋とコンロで作るより、
加熱中のふきこぼれや焦がす心配もなく安心ですし、炊飯器の内釜はこびりつきもなく、
調理後に洗うのも簡単です。
1合分炊くと900gほどのお粥になりますので、冷凍保存容器に小分けして冷凍しておくと便利です。


次回は、「ミキサー粥」・「パン粥」をご紹介します。