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循環器内科医が教える 高血圧3


高血圧治療薬の選び方:積極的適応疾患がない場合

このシリーズでは、循環器内科医の杉村医師と、同僚の南医師の2人が協力して、
高血圧について やさしく解説していきます。

前回は、高血圧の治療薬として、
1 カルシウム拮抗薬
2 ARB・ACE阻害薬
3 利尿薬
4 β遮断薬、という4つ代表的な種類があることをお伝えしました。

今回は、高血圧の代表的な治療薬を、どのような順序で使用するべきでしょうか。
高血圧の治療薬は、合併症などを考慮して選択するとよい、と前回ご説明しましたが、
そうした合併症がなく、治療薬を適応させるべき積極的疾患がない場合、
つまり合併症を考慮しない場合の治療薬の選択について解説していきます。

高血圧治療の選び方:積極的適応がない場合=合併症を考慮しない場合
高血圧ガイドラインに従って、高血圧治療の代表的な4つの薬剤
(1 カルシウム拮抗薬、2 ARB・ACE阻害薬、3 利尿薬、4 β遮断薬)
を使うべき順序を、下記のフロチャートにまとめました。

つまり、高血圧の治療薬として まず選択すべき薬剤は、
1 カルシウム拮抗薬、2 ARB・ACE阻害薬、3 利尿薬、の3つで、
それでも充分な効果が得られない場合には、4 β遮断薬を併用したり、
その他の治療薬を併用する、ということですね。

中でも確実な降圧効果があるジヒドロピリン系カルシウム拮抗薬が好まれ、
長時間作用型であるアムロジピン、ニフェジピンが使用される機会が多いです。

カルシウムには末梢血管の平滑筋を収縮させる作用がありますが、
このカルシウムが平滑筋内に流入するのを防ぐことで、平滑筋が弛緩し、降圧作用をきたします。
末梢血管以外の臓器への影響が少なく、プラスαの作用は期待できませんが、
その分 副作用が少ないため、使いやすいという特徴があります。

Step 4に記載されている、他の降圧剤には、α遮断薬・アルドステロン拮抗薬などの薬剤などが含まれます。