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これなら分かる! 向精神薬2


ベンゾジアゼピン受容体作動薬(ベンゾ)とは

さて、前回の最後で触れた「ベンゾジアゼピン受容体作動薬(以下、ベンゾ)」ですが、
みなさんは ベンゾと聞いてピンとくるでしょうか?

デパス®とか、ハルシオン®という名前なら聞いたことがあるでしょう。
これらの薬剤には速効性があり、不眠の改善や不安の軽減、緊張をほぐす など、様々な効果があります。

うつ病や不安障害などの急性期を乗り切るために適切に、計画的に使用すれば、大変よい薬剤です。
しかし、処方の仕方や副作用から、最近では何かと悪者扱いされることも多くなっています。
今回からシリーズで、このベンゾについて解説していきます。

ベンゾは「抗不安薬」と「睡眠薬」に分類されます(一部 抗てんかん薬)。前回使用した図に当てはめると…、

「そんなに必要なんですか!?」っていうくらい、ベンゾは種類が豊富なのですが、
私自身はほんの作用時間の長さなどで数種類の薬を使い分けているくらいで、
全ての薬を知っているわけでもないですし、その必要性も正直感じていません。

【抗不安薬】
ロフラゼプ酸エチル(メイラックス®️)、ジアゼパム(セルシン®️、ホリゾン®️)、ロラゼパム(ワイパックス®️)、アルプラゾラム(ソラナックス®️)など

【睡眠薬】
フルニトラゼパム(サイレース®️)、ブロチゾラム(レンドルミン®️)、トリアゾラム(ハルシオン®️)など

このあたりが有名どころでしょうか?みなさんの病院でも、この中の幾つかは採用されていると思います。

ごく簡単にベンゾの作用を説明すると、脳内のGABAの作用を強めることでその効果を発揮します。
GABAとは簡単に言うとリラックス物質と考えてもらえればよく、サプリにも入っているアレです
(経口投与で どこまで効果があるのかは知りませんが・・・)。
GABA自体はもちろん悪い奴ではないわけですが、ベンゾが効きすぎてしまったり、
長期連用になってしまったり、間違った使い方をすると様々な問題が出てきます。

次回はそういった、ベンゾが抱えている問題について触れていきます。